うちの夫は、2022年9月、近所の歯科クリニックでもう抜くしかないですといわれた歯を、別のクリニックで「再植」という治療を受け、抜かずにすみました。厳密には一度抜くのですが、その歯をきれいに修復して、またそこに戻すという治療法です。
歯を失った場合、ブリッジ、部分入れ歯、インプラントが一般的ですが、第四の選択肢である「再植」という治療法があります。私がいろいろ情報を探しました。50歳代の夫がその治療をうけた体験記をここに紹介します。
歯を抜くことになり、どんな治療法があるか探している方の参考になれば幸いです。
治療をうけた歯科クリニックは、保険外治療をおこなっているところです。
普段あまりなじみのない、保険外治療の歯科クリニックにかかる過程などについても紹介します。
夫いやぁ、抜くっていわれた歯が残るってすごいよね!



ほんと、すごいね。
経緯-歯根破折で抜歯の宣告
被せ物がはずれ、近所の歯科クリニックでつけてもらっていた夫。
2回目にはずれたとき、次はつけられないといわれたそうです。
3回目はなんとかお願いしてつけてもらいました。
そしてついに4回目には、今回は抜きますよといわれてしまいました。仕事が立て込んでいたのでその日の抜歯はなんとか回避しました。が、被せ物をつけてもらえず、穴の空いた歯のまま帰されたのでした。そして次の週はいよいよ抜歯ということか決まりました。



歯が根元で割れています。もう被せ物をつけるは難しいです。
今回は抜きますよ。



えっ!
情報収集ー根管治療と意図的歯牙再植について
以前から、次は抜かないとダメで、部分入れ歯か、ブリッジかなと夫が言っていたので、少しネットでざっくりと調べていました。しかし、今度は緊急事態だと判断し、真剣に情報収集をしました。
根管治療の体験ブログと友人のインプラント体験
とても参考になった、根管治療やインプラントの治療体験談をつづったブログを2つ紹介します。これらを読むと根管治療はとても難しい技術で再発の恐れがあること、保険外治療も考える必要があること、ブリッジをしても最終的にインプラントになる可能性があることなどがわかりました。
20代半ば頃、右上の奥歯の隣の隣の歯にひどい虫歯ができ、抜歯をしました。抜いた所にはブリッジをかけました。治療25年後にそのあたりの歯の根に炎症が起き、突然ひどい痛みにさいなまれました。
これは本当に痛かったです。
再度根管治療を繰り返しましたが、治療してすぐは膿はおさまっても、そのうち再発。炎症は改善されないどころか、放置しているあいだに、他の根にも飛び火しました。
そこで問題の歯3本を抜き、インプラントすることに決めました。
筆子ジャーナル「歯の根のトラブルのせいで歯を3本抜いた体験談~インプラント(3)」
これまで、根管治療体験を7回にわたって記録してきました。今回からは、根管治療中に学んだ事を中心にお話したいと思います。
本記事では、先生を変えるべきかどうか悩んでいる人に向けて、私の体験をお話します。
試してみたらこうなった「歯医者を変えたい、今の先生は信頼できない、と思っている人に言いたいこと」
また、同い年の友人がインプラントで不具合があり、別の歯科クリニックにいったところメーカーが違うためいろいろ苦労している話を聞いていました。
「再植」(意図的歯牙再植)という治療法の情報
新聞広告でみかけたことのある「歯は抜くな」というキーワードがはいった書籍を探しました。そうしたところ、Kindleですぐダウンロードして読めるこちらの書籍に目が止まりさっそく購入して読むことにしました。
「その歯、残せますーインプラント治療の前にもう一つの選択肢」谷口 清 (著), A歯科タニグチ会 (監修)
それは歯科医界のブラックジャックといわれた、故谷口清氏の書籍でした。
その最後の章には、次のように書かれていました。
夫のように歯が割れてしまった場合でも、、、
「再植」という方法で救える
その歯、残せますーインプラント治療の前にもう一つの選択肢
と書いてありました!
その治療の手順は次のとおり
その歯、残せますーインプラント治療の前にもう一つの選択肢
- 根管治療を行ない、根の中の汚れを全部きれいにして、ヒビや破折の状態を確認する
- 歯を抜いて、ヒビなどを修復し戻す(再植)
- 歯に土台を建て、仮歯で噛める状態を作る
- 少しの期間様子を見て問題なければ被せ物を入れる
再植治療(意図的歯牙再植)をおこなっている歯科クリニック
「再植」についての章は、谷口氏の御弟子さんの一人、「蘭先生」が執筆していました。その先生のクリニックが、「A歯科タニグチ会」でした。→ A歯科タニグチ会
そのクリニックは自由診療のみをおこなっているところです。
クリニックの特徴をざっくりあげると以下のような感じです。
- 保険診療は行なっていない
- 会員制で会費は5万5千円(税込)
- 初診料は11万円(税込)
- 根管治療などの歯の難症例の治療実績が豊富
- いったん抜いた歯を戻す「再植」という治療法の実績も豊富
再植という方法は、それなりに治療代はかかるものの、費用的にはインプラントと比較すればそうかわらないのではないかと考えました。そして何より、歯の根が自分の組織であるということが大切なのではないかと思いました。
A歯科タニグチ会に予約をいれる
すぐにA歯科タニグチ会のサイトの問い合わせページで資料請求をしました。
翌日返信メールが届き、約20ページほどあるPDFファイルの資料が添付してありました。資料を読み、電話をしてさっそく予約をいれました。夫の仕事の都合で土曜しかクリニックにいけません。次の週は抜歯と言われていると書いたところ、さっそく次の土曜に予約をいれてもらえることになりました。(近所の歯科クリニックの予約はもちろんキャンセルしました(^^;;)
そして初診の前にまず11万円を振込む必要があります。故谷口清氏のクリニックもそうだったようです。ただ、今回は引越しで迷惑をかけるとのことで、大幅ディスカウント(?)の3万5千円ですといわれました(ラッキー!)。東京駅前八重洲のビルにあるA歯科タニグチ会は再開発のため1ヶ月後に引越するのでした。



初診料は11万円!
ここまでのまとめ
ここまでの流れをまとめると以下のとおりになります。
- 抜歯を宣告した歯科クリニックをキャンセル
- 割れた歯でも抜かずに救える「再植」という治療法をみつける
- 再植治療の実績のある歯科クリニックをみつける
- 治療費は保険外で高額だがインプラントと比較するとトータルでは変わらないと判断
- 高額の初診料を事前に振込
さて、次はいよいよ、初診です。続きはこちら↓
【体験レポート】抜くといわれた歯を残して再植治療(意図的歯牙再植)した体験談(その2:初診)
【体験レポート】抜くといわれた歯を残して再植治療(意図的歯牙再植)した体験談(その3)




追記:
A歯科クリニックのブログ「A歯科タニグチのブログ」で、当ブログを紹介してもらいました! ↓
ここまでお読み頂きありがとうございます。

